NPOローハスクラブ




第2回 Boulder 研修

第2回 Boulder 研修 2006年6月19日~23日

 

 

 

 

滞在のマリオット・ホテル  LOHAS Journalの創刊者Frank Lampe氏

デンバー空港での現地集合。不安と期待の長旅のあと、見知った顔を見つけ思わずニッコリ。バスでホテルへ 

既に2~3日前からアメリカ入りしている人もいて、話は尽きない。ご夫婦の参加も2組あり、なごやかなウェルカムパーティーは現地スタッフの紹介や自己紹介などでうち解けた雰囲気に。
長旅の疲れは吹っ飛びウェルカムパーティーは延長戦へ。
薄暮のロッキー山脈を背に、ホテルのオープンエアーで楽しい語らい。


翌朝、7時からの朝ヨガは全員が参加!ヨガが初めての人、ヨガが日課の人など様々でスキルの違いはあったがだんだん難しいポーズも。
毎朝1時間たっぷり汗をながす。
全員で折り重なってヨガダイ!?での瞑想も体験。


SESSION
Frank Lampe氏の プレゼンテーションから始まった。LOHASのマーケットを主導してきたLampe氏の実績と自信、経験は東京で学んできたものの、やはり説得力もあり何気ない一言に思わず納得する。やさしい人柄と知見は充実感と自信をあたえるモノだ。みんなで一緒に記念撮影

 

 

 

 

 


IZZE社のプレゼンテーション 
“日本をロハスに変える30の方法”でも紹介したIZZE社のナチュラルソーダは軽い飲み心地のLOHAS飲料。
IZZE社のマーケティング手法は学ぶところは多い。Whole Foods MarketでもWild Oatsでもコカコーラは売っていないが、IZZEのソーダは売っている。

決して大きな販売量を求めず、コンセプトとポリシーにあったところで売っていくというIZZE社、それが結局大きな販売に繋がっていく。
何故ならWHMやWOは全米で500店以上あるはずだから・・・

ウォールマートには売らないという戦略も凄い。
LOHASマーケティングの生きた事例といえる。


Wild Divineのプレゼンテーション

スポーツ選手も利用している代替医療の一種。

Wild Divineのデモンストレーションで実際に心の状態などを体験。

 


Whole Foods Market

 

 

 

 

 

 

Wild Oats
圧倒的な物量を上手く見せるWild OatsやWhole Foods Marketのビジュアル・マーチャンダイジングは見事だ !! 整理され買いやすい。商品説明もわかりやすい。滞在時間を忘れさせるアトモスフィアもすばらしい。


試食もOK!

店員は良く教育されている。言葉だけの日本のスーパーとの格差を感じてしまう。 

 
Pangea Organic Soap
Pangeaという石鹸工場の見学は LOHASな企業の典型を見るようで大変参考になった。企業理念が製品にまで見事に表現されていたが、働く従業員も企業と従業員という枠を越えて連帯感が感じられ気持ちの良い雰囲気を感じさせた。

規模も小さく、全て自然素材でハンドメイドによる工程で決して効率や規模はおよそアメリカンの感じとは違い前近代的である。しかしハンドメイドの、ぬくもり、品質、コンセプトが製品に感じられ使ってみたい、使ったらやめられない、というなかなかの製品なのだ。

日本にも自然の手法で作っている石の手法で作っている石鹸は多い。しかし上等な素材で丁寧に作ったのでついきれいな豪華なパッキングをしてしまう。高級品として高く売るためだ。中には桐の箱に入っているモノもある。

Pangea は地味だがおしゃれを感じさせる環境パッケージで、広告もせず、ひたすら「マイウェイものづくり」に励む姿勢は、LOHAS 的で印象的だ。

工場の敷地内(土地はコロラド大学から格安で借りている)に有機ハーブ園でハーブなどを栽培しており、将来的にはもっと大きな畑にし、ここで全ての原料を作りたいという従業員の言葉は、未来へのビジョンをどう描いているのだろうか。

※ カットした石鹸を自然乾燥させている

Haystack Farm

IZZE 社と同じマーケティング手法で人気の山羊のミルクからチーズや石鹸を作っているHaystack Farmは「ヤギを幸せに育て、幸せなミルクをつくる」企業だ。

山羊のミルクは牛のミルクより人間にとって、体にいい成分が多いという。
衛生に注意して育てられており皆きれいでかわいい。人も恐れない。忙しい研修でほっとする癒される場面だ。

 


Celestial Seasonings
独特なパッケージデザインでお茶フリークに人気のセレッシャル・シーズニング。

ボールダーの工場からハーブティーはじめ多種なお茶を世界の市場に出荷している。環境にも配慮するポリシーは、ティーバッグにつまみ紙を付けずティーバッグだけのものにするなど表れている。

工場内は写真撮影が許可されておらず残念ながら写真は少ない。

 

Eco cycle

エコサイクルセンターはゴミと資源に関する認識が日本とアメリカで大きく違うコトを実感させるモノであった。

一見すると日本の施設の方が近代的で、大規模で進んでいるように見える。
運営上、本当に市民にとって便利なシステムになっているだろうか。

囚人がゴミの分別を手伝うことなど想像出来るだろうか。考えさせられる視察であった。


※写真は囚人が
リサイクルできるゴミの分別をしている


Mont Bell
日本企業が第一号店として、ボールダーのパールストリートの角地にあるモンベル。地元の人にも認められている。
社会活動も…
パールストリートのあちこちでこんな光景がFarmers Market
水曜日と土曜日は名物の「Farmers market」が開かれている。水曜日なので、夕立の雨上がりと土曜日ほど大規模でないので混雑せず楽しめた。近隣の生産者が直接店をだしていて、安く新鮮な野菜や果物、お花、畜産物など手に入り市民の生活に組み込まれている感じだ。


 

 

 

 

 

フリータイム
4日目のフリータイムでロッキー山脈ツアーやコロラド大学キャンパスツアー、サイクリングなど思い思いの行動日だ。天気にも恵まれ、大自然を満喫したロッキー組はちょうど旬の高山植物やエルク(大鹿)をみることができた。
ボールダーの中心的存在のコロラド大学ゴミの分別やリサイクルを徹底し、30%は、リサイクル品を利用しているという。電気は、構内にコージェネの発電所があり、グリーンビルディングを推進している。
毎年ワシントンで開催される“Solar Decathlon”(ソーラー10種競技)に出品し、2005年優勝したソーラーホーム。

 

 

 

 


グループミーティング & フェアウェルディナー
4日目、5時から研修の感想や成果を話し合い。 ベジタリアン&ベーガンで人気のオーガニックレストラン「KARMA」で乾杯

 

 

 

 

 

 

5日目、朝日が昇るのをバスから眺めながらボールダーを後にした。  → → → 第1回ボールダー研修はこちら

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