LOHASブログ
LOHAS EYES

かおる の "MEET THE LOHAS"
NPO ローハスクラブ 
主席研究員 國田かおる
 ライフスタイルフォーラム2006

 BUDOKON MASTER ついに来日!

 LOHASタウンのLOHASイベント

 飽食の「貧食国」日本

 LOHASなパーティ

 都会で農業に親しむのススメ



ライフスタイルフォーラム 2006

2006年1月14日、環境省とNGO、企業、消費者団体など計20の実行団体によって主催されるライフスタイルフォーラム2006において、公開セミナー『グリーン電力を使うLOHASなくらし』で公開セミナーに参加してきました。


NPOローハスクラブの國田かおるは
「ボールダーに見るLOHASなくらし」
というタイトルで、 米国コロラド州ボールダー市におけるグリーン電力とLOHASマーケティングの関係を例に、LOHASなくらし方を紹介。

環境意識の高いボールダー市では、商店街の中で目にするグリーン電力を購入の事例を中心に身近なところからできる環境の取組みについて話してきました。


↑街のカフェやレストランで見かけられるグリーン電力証書のサイン。風力発電からでるカーボンオフセットクレジットを購入している証


他には、グリーン電力パートナーシップのジャーナリストの本橋恵一氏が「グリーンで豊かな想像力」について、また、日本自然エネルギー会社社長の正田剛氏「“グリーン電力証書システム”と生活シーンでの活用提案」という講演をそれぞれ行ないました。

ともすると、LOHASな暮らしは経済的に余裕がある人にしかできないと思われがちですが、「自覚的・自律的な生活者になる」ということこそ、LOHASの本質であると強調して述べさせてもらいました。

というのも、「自覚的・自律的な生活者」というキーワードは科学技術の進歩によって便利になった日常生活において、私たちが他律的に与えられるものを無自覚に消費するだけ生活者になり下がってしまっていることに対する警鐘となり得るからです。この他人任せの生き方に、現代の社会問題・環境問題の源があるのではないでしょうか。自分が与える影響と自分に与えられる影響に対して自覚的になり、そのつながりを自律していくような「LOHAS」という考え方は、このような問題を解決する可能性をその本質に秘めているのです。


BUDOKON MASTERついに来日!

アメリカのLOHAS 9 FORUMから待つこと5ヶ月、ついにBUDOKON MASTERのCAMERON SHAYN氏が日本に初めて上陸するに至りました。
日本ツアーのきっかけは、事務局代表を務めている倉橋陽子さんとCAMERON氏との口約束がきっかけ。

「日本に呼ぶよ、約束する。」
「日本に行くよ、約束する。」

交わされた約束を実現まで結びつけたのは、全国のヨガファン及びブロガーと呼ばれる方々。陽子さんの熱意に応じるようにして集まった有志の皆さんが、声を掛け合い、持てる能力を出し切って、このような大きなイベント実現へと走り通したことに、心から賞賛の拍手をしたいと思います。

プレス発表の日には六本木ヒルズの会場が満員御礼となり、CAMERON氏の華麗なるお手本に酔いしれた後、スペシャルゲストとしていらしていたスポーツ選手やモデルの方がBUDOKONに挑戦。CAMERON氏のデモンストレーションを見る限りは、いとも簡単に軽々と体を動かしているようだったのですが、実際にやってみると、、、皆さん悪戦苦闘なさっていました。苦戦しつつも、笑顔が溢れる初日でスタート。
その後、約10日間にわたり、東京・名古屋・大阪でワークショップを重ね、多くの方にBUDOKONの魅力を堪能して頂けたかと思います。

BUDOKONって何?

BUDOKONとは、創始者であるCAMERON氏が20年以上続けてきた武道(空手、テコンドー、そしてブラジルのヒクソン・グレーシーの元で習得した柔術)と、ヨガとを融合させた全く新しいスポーツです。約10年前から始めた組み合わせに、BUDOKON(日本語で表記すると「武道魂」)という名前がついたのはほんの三年前のこと。今では、瞑想・呼吸・筋肉強化を通じ心と体を鍛える訓練方法として、コートニー・コックス、ジェニファー・アニストン、メグ・ライアン等ハリウッド著名人をはじめ、ヨガのインストラクターや武道の講師の方々が次々と取り入れるようになりました。









昨年の12月から発売されたDVDは600万枚の売上を記録し(日本ではBUDOKON JPのHPから購入可能です)、ヨガに続く注目のSPORTSとなりそうです。(詳細はBUDOKON JPのHPをご覧になってください。)

BUDOKONは、CAMERON氏が空手や柔術と言った武道の「動」の動きに相対したヨガの「静」の動きがあることに気付いたことが始まり。「動」と「静」を共に取り入れることで、体のバランスを保つことができ、楽しく、やりがいのある訓練方法が生まれました。また、静止するポーズよりも流れ、体全体の動きを止めることの無いようにとの支持が飛びます。


日本に定着するか!?

武道とヨガを融合させたホリスティック・トレーニングであるBUDOKON。
第一生命経済研究所のマクロ経済分析レポートによると、日本のヨガ人口は2004年で約23万人(都道府県別ヨガ教室数に指導員一人当たりの生徒数をかけて算出した人口なので、実数とは異なると思いますが、、、)と推定されています。これはアメリカのヨガ参加人数1500万人に比べるとまだまだ低く、今後の伸びが期待されているとのこと。

さて、何故BUDOKONの関連でヨガの話をしているかというと、ヨガ人口の過半数は女性が占めているからです。男性からしてみると、「ヨガ=女性のスポーツ」という固定概念がありそうな中、BUDOKONは見るからに男性的なスポーツで、今までヨガに抵抗を感じていた男性陣もチャレンジしてみるいい機会では、と思ってこの数字を取りあげた次第です。

もっとも、今回のワークショップに参加されていた方の感想を聞いてみると、女性の方が
「回し蹴りなどですきっとする」
「自己防衛の訓練に近いから続けたい。」
という声が多かったのですが、、、

BUDOKONのワークショップに参加された方の感想は様々なBLOGで紹介されていますので、詳しくは公式HPをご覧になってください。そこでの盛り上がりを見る限りでは、日本でもブームとなりそうです。

CAMERON氏自身も初めて訪れた日本に大満足の様子、今回は駆け足で自由時間が少なかったのですが、次回はBUDOKONの原点である日本を巡り、武士の志について知見を深めたいとおっしゃっていました。











取材後記

たまたまご縁があって初日のプレス発表から通訳をさせて頂いたのですが、CAMERON氏の誰とでも仲良くなれるFRIENDLINESS、笑顔、好奇心の強さには目を見張るものがありました。集中力と体力を要するワークショップを一日二度こなし、その合間のインタビューや撮影。慣れない国で疲労も溜まったと思いますが、誰と会う時も笑顔とHUGを欠かさないのがインストラクターとしての人気の秘密かもしれません。BUDOKONが大好きで、それをより多くの人に知ってもらいたいという意気込みに頭が下がりました。

これからも日本には足を運んでくださるとのこと。BUDOKON JAPANも正式に立ち上げるみたいで、今後の発展が期待されます。

INFO
BUDOKON JAPAN TOUR
2005年9月2日(金)〜12日(月)
詳細:http://www.show-ten.co.jp/budokon/





LOHAS TOWNのLOHAS EVENT

「LOHASといえば何を思いつきますか?」

という質問を投げかけると、10人中6人くらい(つまり、過半数の方)が必ず挙げるものにヨガがあります。LOHASを表す5つの分野のうち、『健康的なライフスタイル(HEALTHY LIFESTYLE)』と『自己開発(SELF DEVELOPMENT)』の二つに含まれ、瞑想と呼吸法を取りいれた「修行」の一つであるヨガは、肉体の健康のみならず心の健康を保つ運動として有効だからでしょう。

一方で、もう少し普段なじみのあるものからLOHASを始めたいと思っている人にお勧めなのが「サイクリング」です。LOHASのメッカ、BOULDERでもサイクリングが人気のようですが、有酸素運動であり、温暖化防止の一環としても注目を集めている「自転車」はLOHAS SPORTの一つと言えるでしょう。







そんな自転車をいかしたCYCLING EVENTが今週末、長野県小諸市で開催されます。

「サイクリングフェスティバルあさま」は浅間山ろくの大自然のふもとに位置する小諸市にある「坂道」をうまく活用し、今年初めて開催されるLOHAS EVENTです。

小諸市は先日行なわれた麻布十番納涼祭りでも「LOHASな街、小諸」として出展しており、自然と歴史のある街としてLOHASを推進している場所として知られています。


どうしてサイクリングがLOHASなの?

自転車がLOHASなスポーツとされるのにはいくつか理由がありますが、一つは誰でも、気軽に楽しめる運動として間口が広いことが言えます。特別な人しかLOHASを実践できるのではなく、自転車は年齢、性別に関係なく挑戦することができます。また、サイクリングは自転車という移動手段の一つの活用方法であり、地球温暖化防止に貢献する活動の一つでもあります。移動速度が車などに比べてゆっくりでありながらも、徒歩よりは広範囲をまわれるため、街の中の意外な側面を発見したり、新しい出会いがあったりする啓発的な面もLOHAS的です。

今回のサイクリングフェスティバルの特徴は、「年齢・性別・国境・障がいを超えた交流」の場として位置づけられ、海外からの留学生や目の見えない方のタンデム乗りが実践されるなど、普通よりもALTERNATIVE OPTIONが多いところがよりLOHAS的であると言えます。さらに、ヒルクライムの会場となる車坂峠は高峰チェリーパークラインという林道の一部で、新しく道を作るのではなく、既存の道で車・ヒト・自転車が共生できることを象徴しています。





手探り、手作り、全てがチャレンジ

今回のイベントが開催されることになったそもそものきっかけは、長野県にある「信州プランド構築プロジェクト」が発端です。「『動』と『静』のブランド作り」ということで、チームが選んだのが「物産ではなくライフスタイルの提案」。特定のものによって長野をイメージしてもらうのではなく、有形・無形全てのものを生かした体感から長野を思い出してもらえるようにと、様々なアイデアを出した中の一つとしてサイクリングが挙がったそうです。

今までツーリングといえば北海道が有名でしたが、湿度が少なく、起伏の変化が多い長野県でも自転車イベントが行なわれていました。そして国内では公道でのタンデム(二人乗り)が認められている数少ない県のうちの一つです。そんな恵まれた場所であるにも関わらず、地元の方はあまり自転車に乗りなれていない様子。

そこで、今回は明治大学の自転車部の有志が、東京・御茶ノ水にあるキャンパスから、宣伝・広報を兼ねたキャラバンツアーを組み、大会開催一週間前の9月4日日曜日、有志7人で出発しました。北海道の合宿から戻ってきたばかりと言っていました、疲れた様子は微塵もみせず、200キロ離れた小諸へと元気よく出発。白と紫ストライプのユニフォームは確かに目立つことでしょう。

こうして県内・県外から様々なボランティアが集い、手作りで進めているイベント。新しいことにチャレンジし、その街、関わっている人たちの意思が固まって盛り上がっていく様子にもLOHASな人たちの勢いを感じます。






取材後記

たまたま縁あって、麻布でのお祭にも参加させて頂き、小諸の方とお話させて頂いたのですが、お話すればするほど、小諸には東京とは違うLOHASスタイルがあることを感じました。浅間山の深緑と千曲川の紺碧、棚田は黄金色に輝き、果樹園では季節に応じて桃や林檎が色づいているという「色彩」溢れる地で、自分のペースで生活できたらとても充実しているのではないか、とちょっぴり羨ましく思いました。

出陣式には小諸市長の芹澤さん自らお見えになり、明治大学自転車部のOBとともにエールを三唱。顔の見える関係にしか生まれない信頼感と、それに応じようという若者たちの熱いエネルギーが見ている私にも伝わってきました。



イベントというと、参加者の数といった規模や物販売上で成功の度合いを測ってしまうことが多いのですが、こういった街の活性化を兼ねたものである場合、どれだけの方が楽しんで加われたかが一つの目安となるでしょう。その点今回のイベントでは小諸市の方だけでなく、東京の若者が参加したり、海外でツーリングを楽しんでいた方が参加したり、地元の高校生が前夜祭で演奏したりと、様々な形での参加が見受けられました。

主催者の方は「今年はプレ・イベント」とおっしゃっていましたが、今回の成功で弾みをつけて、LOHASなイベントとして誰でも楽しめる自転車活用が広まることをかげながら応援しています!



INFO
サイクリングフェスティバルあさま
2005年9月10日(土)
主会場:長野県小諸青年の家 0267-22-2387(当日連絡先)
主催:小諸再生プロジェクト浅間山麓自転車大会実行委員会
事前連絡先:小諸市役所 企画課内事務局 0267-22-1700(内線254)



食べることは生きること〜飽食の「貧食国」日本〜

「ダイエット」や「健康」という言葉を毎日のように目にする私たちですが、これだけ意識が高まっている中で、本当に豊かな食生活がなかなか実現されないのはなぜでしょうか?この度、構想日本が主催する『第98回J.I.フォーラム 飽食の「貧食国」日本』(2005年8月31日 SONYビル ソドミホール)に参加し、食文化から食べ残し、日本の一次産業の現状から学校での食育授業まで、幅広いお話を萩原さとみさん、三國清美さん、大村直己さんに伺ってきました。


世界に誇れる日本の「UMAMI」

一般的に「味」と言われているものには、「甘い」「すっぱい」「苦い」「しょっぱい」の4つがあるのですが(注:なお、東洋における陰陽五行では「辛み」を入れて五味とする思想があり、「旨み」を入れるのなら、第六の味覚と言えるかもしれません)、1985年ハワイの学会で、日本の研究者が第5の味である「旨み」を世界に紹介したということをご存知でしたか?「旨み」の元は昆布+鰹節+味噌という日本独特の食材から生まれた味で、それ以来「UMAMI」は世界共通語となっているそうです。

同じ時代、イタリアでは生産者保護運動が発展してスローフードが、食文化大国フランスでは子どもたちの味覚崩壊を心配して本物の味を伝える運動(料理評論家のジャン・リュック・プティルノー氏の提唱で広がった「食育」のボランティア活動で、毎年10月第3週に『La semaine du gout 味覚週間』という授業が各地で行われています)が広まり始めました。
このような流れの中、何故か今の日本は「豊食から飽食、さらに崩食の時代」へと突入し始めており、せっかくの食文化が失われようとしています。


美味しさの正体とは!?

私たちが普段感じる「美味しさ」は、4味とは異なる理由で感じられるもの、といったら皆さんどのように思います?
三國さんは
「味とはいい加減なもの。10人いたら10通り、100人いたら100通りの味覚があるのです。」
とおっしゃっていましたが、実は、4味とは生存にかかわるものであり、美味しさよりも刺激を脳に伝えるために存在するのです。甘いものは疲れている時のエネルギー、すっぱいものは腐っているものへの危険信号、苦いものも毒物に対する危険信号、そしてしょっぱいものは命を保つミネラル分の存在を脳に伝えるので、私たちは体の状態に合わせて4味をバランスよく摂取するようにしています。

一方「美味しさ」といわれるものは体験や経験、つまり記憶に基づくものであり、自分にとっての「美味しい」は、辛い時や苦しいときに食べた愛情のこもった味であり、やはり基本は「お袋の味」となっているそうです。「美味しい」とは、「愛しい」に近いものなのかもしれません。作る方も、頂く方も、感謝と愛情があってこそ、初めて「美味しい」が共通の感覚として生まれるのではないでしょうか。



食事を味わうこと、楽しむこと

私たちは、「生きるために食べる」というよりも、「楽しむために食べる」という、非常に恵まれた時代に生きています。にもかかわらず、自分の舌を磨いて美味しいもの探そうとするよりも、簡単に入手できる情報に流されて美味しいと思い込まされている部分も多いのかもしれません。

最近では、天然の食材、例えばお魚などを食べても「美味しい」と感じない人が増えているとか。というのも、日本人は柔らかくて脂分の多い、色の濃いものを美味しいと信じ込んでいる部分が多く、食材の中に込められている力を引き出すことを忘れてしまっている状態になっています。それは普段ファーストフード等、味の強いものを食べ続けてしまったために舌が麻痺しているからであり、味覚崩壊が始まっている証拠です。

こういった現象を三國さんは「養殖化」とよばれおり、情報量が多くて、与えられるものに対して受動的な人に多く見受けられると心配されていました。また、日本人の多くが、「安いもの」を求めてしまうために、生産者も脂の多くて、色の濃い、柔らかいものを早く、安く、大量に作らなければならない悪循環意陥ってしまっているそうです。

今の日本の食料自給率は約40%。その反目、日本で捨てられてしまっている食料があれば世界で餓えている7~8億人もの命を救うことができるのです。日本人の食生活は一日五食になりつつあるそうですが、それを三食に減らして、一食ずつを少し高くてもいいモノを残さず食べることで、生産者も、料理人も、そして途上国で苦しんでいる人も、みんなが幸せになれる。そのことに早く気付き、食事を楽しむ方法を実践すべきでしょう。

食べることは生きること 感謝と思いやりを生む体験

「自分たちが作った食事は絶対に残さない」
数多くの現場を見てきた萩原さんと三國さんは口を揃えて訴えます。

萩原さんのファームでは、一年を通じて味噌作り、こんにゃく作り、稲作、野菜作りなどを次々体験させているそうですが、それらの体験を通じ、子どもたちは「待つ力」を身に付けます。
種を撒き、水をやり、雑草を取り除いて念願の「食べ物」ができるのは早くても数週間後、長いと数ヶ月かかります。その間、成長の過程を見守ることで、感謝、思いやり、辛抱強さ、食べられることの喜び、といった当たり前だけど忘れられつつある価値観が、子どもの中に育っていくのが顕著に見られるのが嬉しいと、萩原さんは微笑んでいました。

私たちは生活が便利になるにつれ、「待つ」ということに耐えられなくなっていることが多いのかもしれません。しかし、食べること、生きることこそ、時間をかけて丁寧にすることで、豊かな人生、LOHASな暮らしが始まるのではないでしょうか。






取材後記

討論会の後、参加者から「食育の定義」に関する質問が出ると、萩原さんは「農業体験から始まるもの」とお答えになりました。調理方法だけ、食べ方だけを議論するのが食育ではなく、種を撒いて育てるところがあるからこそ生じる食べ物への愛情が、食育の基礎となるのでしょう。

三國さんも食育の本質を「体験」とし、作る、食べる、話す、片付けるといった実体験で心が育まれ、初めて食育の意義を持つと力説していました。

「美味しい」「嬉しい」「ありがたい」という感情を大事にしたいという想いで集まった方々の多くが、ホワイトバンドをつけているのも印象的なフォーラムでした。「貧食国」や「崩食」といったキーワードを目にした時は危機感を抱いて会場に向かったのですが、またもやPOSITIVEな刺激を沢山受けることのできた時間です。当たり前のことを行動に移せる人間になる。そんなLOHASスタイルを実現していくためにも食育についてもっと勉強していこうと思います。


<当日配布資料より>

萩原さとみ(はぎわら さとみ) 「ファーム・インさき山」代表

三國清美(みくに きよみ)ソシエテミクニ代表取締役;オテル・ドゥ・ミクニ・オーナーシェフ

【コーディネーター】
大村直己(おおむら なおみ)食育コーディネーター



Summer LOHAS Night「いきいきロハスライフ!」
出版記念パーティ@Villa Felice


LOHASな夜の過ごし方

昼間の日差しはまだまだ暑さが厳しいものの、朝晩の風には秋の気配を感じるようになった8月末の夕べ、早稲田のVilla Feliceで催されたイデトシカズさんの出版記念PARTYに行って来ました。

LOHAS本として注目を浴びている「いきいきLOHASライフ」。どんな方がいらっしゃるのかしら、とワクワクしながら出かけたところ、ゲストに中谷彰宏さん、ローラ小林さん、清水克衛さん、佳川奈未さん、遠藤励起さん、渡部卓さんなど、著名人が集まっていただけあって、幅広い年齢層の方がいらしていました。予想通り、観客の9割以上が女性で、LOHASにおけるWOMEN’S POWERの勢いを感じた次第です。




まず前半のセッションは「ココロの健康」と「カラダの健康」についてのトークライブ。Bay-fmわくわくナビゲーションのお三方から

「不満や怒りといった毒素を体にためないこと」
「自然に親しむこと」
といった健康方法が紹介されると、皆さん頷きながら熱心にメモ取り。

特に印象に残ったのが、遠藤さんの
「諦めて期待しない」
という手法。

「諦める」という言葉にはなんだかNEGATIVEなイメージがありました。
でも、この言葉には
「不足していることを明らかして極める」
つまり、
「目の前のことを一生懸命やる」・「LET’S GO!」
というPOSITIVE MINDな意味が込められているそうです。

LOHASを意識して以来の自分を振り返ってみると、POSITIVEなことしか考えていない毎日のような気が、、、(笑)

笑う門には福きたる、ではないのですが、お蔭様で私のココロの健康はしっかり保てています。思い込みも大事だということを再確認!?

初めはやや緊張した面持ちのイデさんも。マリカさんによるヨガ・レクチャーが終わる頃にはすっかりリラックスムード。

「カラダの健康」についてディスカッションするコーナーでマイクが中谷さんに渡ると、椅子の並べ替えが行なわれ、場が和んだところから、LOHASに対する想いを切々と語ってくださいました。







ディナーにもこだわりを

LOHAS PARTYというだけあって、今回はお食事にもこだわりがあったようです。
シーフードと野菜中心のMENUは以下の通り:

  • 有機野菜のギリシャ風マリネ
  • ノルウェー産サーモンのスモークレモン飾り
  • 真ダコと以下のカルパッチョ バジル風味
  • ミックスサンドウィッチ(卵と野菜)
  • オーガニック野菜のサラダ
  • 帆立貝とムール貝のナージュ風
  • 白身魚のムニエル
  • 有機野菜とアンチョビのサラダ
  • サーモンと有機レタスのビラフ
  • かつおのロースト黒コショウソース

以上10品でしたが、私は参加していた皆さんとお話をしたり、前に出て挨拶をさせて頂いたりしていた関係で、パスタを一口食べただけで終わってしまいました。お食事に対する期待が高かっただけに、残念、、、<唯一の心残りです。

写真を撮ってきたので、それをみて皆さん味を想像してみてください!

ちょうど前のトークセッションで小林ローラ先生が、
「疲れている時はお腹を空かせた状態で寝た方が体がすっきりして調子が整うの。」
と教えてくださったので、これもLOHAS的バランスの取り方だと思うことにしました(苦笑)。

LOHASライブ

さて、イデさんの本業はミュージシャン。

という訳で、後半は音楽を中心としたセッションが続きました。

音楽家であり、呼吸研究家でもある宮浦清先生から腹式呼吸と音楽を通じて生活のリズムを身に付ける「ミュージック・ブリージング」のミニ講演をして頂いた後は、Bossasia & To Be Acousticのミニライブ。出席者一同、ギターの音色と生の歌声に聞き惚れていました。

そしてこのライブでは、なんと中谷さんが作詞し、イデさんが曲をつけたコラボ曲、「天使に恋して」が初披露!恋をすることで自分が磨かれ、魅力的になることでイキイキとした人生が歩めるという中谷さんのポジティブな哲学と、イデさんのアコースティックギターが見事にマッチしていました。

月並みですが、音楽という直接的な感情表現の良さを再確認し、自分も歌を歌いたいと素直に思ったKAORU。どなたかLOHAS GOSPEL隊、一緒に結成しませんか?

楽しいこと、気持ちいいいことを続けることがLOHASを広める秘訣です☆
という考え方にのっとれば、LOHASな歌も絶対広まるはず!?





取材後記

今回のPARTYでは、思いがけず私も挨拶の機会を頂き、LOHASな皆さんの前で少しだけお話をしてきました。最近人前で話をする機会をよく頂戴するのですが、会場には以前のセミナーやサロンにお越しくださっていた方が多く、知り合いがいるというだけで普段の講演会より安心して話ができました(笑)。

と同時に、LOHASの輪がどんどん広がっていることに心強さを感じたところです。

沢山の人が、異なる立場でLOHASを広めることで、誰もが気持ちよく過ごせる社会ができていったらいいなぁ、と切に願います。そうやって生まれた縁をきっかけに、SUSTAINABLEな社会が築かれますように!

今回のPARTYで何よりも印象深かったのがイデさんのご家族の一体感。かわいらしいお嬢様お二人と、優しそうな奥様に囲まれたイデさんは幸せの象徴のような笑顔が毎日のイキイキLIFEを物語っていました♪

いきなり生活の全てをLOHASに変えるのは難しいことかもしれませんし、何をしたらいいかわからないという方が多いのでは?

LOHASにも色々タイプがあると思うので、無理をするのではなく、緩やかに、前向きに新しいコトにチャレンジしつつ、自分なりにヒト・モノ・コトのSUSTAINABILITY状態を探ってみてください。

皆様の毎日が、本の少しでもLOHAS的になることで、イキイキと楽しいものになりますように






都会で農業に親しむのススメ パソナ本社

植物工場って聞いたことありますか?建物の中で温度、光、二酸化炭素濃度、化学物質(栄養分)などを人工的に制御しながら、野菜や果物などを通年栽培する生産方法です。季節に関係なく、一年中収穫することが可能という工場が、東京都内にあるということで、見学に行ってきました。

都会の地下に畑が!?

東京大手町にそびえるオフィスビル。かつては大手銀行だった建物の地下に、野菜畑がある、と言われてもにわかには信じられません。金庫室だった地下二階を改造し、広さ約1000平方メートルの野菜工場がオープンしたのは今年の2月のことです。米の第一収穫を終え、二期目のチャレンジに突入したパソナビルを取材しました。

2005年8月、天気は快晴。屋外はヒートアイランド効果の影響もあってか、立っているだけでも汗ばむような季節、エレベーターで降りた地下室にこの畑はあります。頑丈な扉が開いた途端に鼻腔をくすぐる香り。ビルには似つかわしくない、土の匂いに迎えられました。PASONA O2は視覚よりも聴覚よりも、まずは嗅覚から、新しい世界に降り立ったことを知らせてくれます。

「トマトの部屋はトマトの香りが、棚田の部屋はお米の香りがするでしょう。外から遮断されている工場にだからこそ、香りを強く感じるのではないでしょうか。」というのは案内してくださった前田さん。
そもそも何故、こんな都内の真ん中に野菜畑を作ることになったのでしょうか。











Do you農?プロジェクト

パソナといえば大手人材派遣会社です。主に首都圏で、事務職からスペシャリストまで様々な人と職業のマッチングを行なってきました。そんなパソナが農業インターンプロジェクトを立ち上げたのは2003年秋のこと。秋田県大潟村で地元の農家や自治体、農協の協力を受け、関東・関西から60名の参加者に農業体験の場を提供しました。稲刈りや種まきという実務だけではなく、野菜栽培や農村起業、パイオテクノロジーなどの講義もありなかなか本格的です。第一回目の参加者は半数以上が50代でしたが、翌年は若年層13名を対象に、同じく大潟村で同様の事業を実施しました。

これらは今までになかった新しい分野、すなわち「超」終身雇用的な農業に新たな人材を注入し、国内に雇用創出を巻き起こすための大きな取り組みの一環です。そのうちの一つとしてハイテク都会農業体験場、パソO2が生まれました。コンピューターで制御されているとはいえ、実験的な要素が多いため、人手で確認する作業がこまめに発生します。日々の雑草除去作業も含め。現在では農業インターンを経て就農を目指す若者が数人で管理しています。





「太陽」はLED、「肥料」は水から

全部で6室ある「部屋」の中でも、目を引くのは「棚田」部屋。ここでは通常のLEDだけでは光の強さが足りないため、太陽の光に近い色であるメタルハライドランプと寿命が長く効率のよい高圧ナトリウムランプを組み合わせることで、実際に自然の状態で育てるのと近い環境を再現しています。壁面が鏡になっているのも、光の力を強めるためだそうです。

年三回の収穫が可能ということで、丁度一回目の収穫を終えてから二期目に入ったところで、前回の結果から夜間に稲を、休ませるために暗幕を張る実験を始めるという新たな気付きを教えて頂きました。また、農薬を使っていないため、外部から入ってきた病気をどのように対処するかが最大の課題だそうです。





【取材後記】

植物工場といわれても、最初はぴんと来なかったのですが、実際に中を案内して頂いて驚いたのは、植物の生育状況です。中でもひときわ目を引いたのは「トマト部屋」。壁面にアルミを張り巡らせ光力を強め、水耕栽培した結果、手を伸ばせば届くところに赤い果実がたわわに実っています。根っこの部分を見せていただいたのですが、白い細かい根がきめ細かに生えていて、そこから常時栄養分を吸い取っているため実りがよいとのことでした。ただ、トマトは元々乾燥地のものなので、本来の味、野菜の本質から考えると水をできるだけ与えないトマトの方が美味しく育つみたいです。今回は都会の一等地での挑戦という特殊事情の中で、「元気」なトマトを育てる、という点では成功していると言えるでしょう。

PASONA O2はいつでも、誰でも自由に見学できるようになっており、収穫されたサラダ菜やトマトは試食も可能です。私が取材で訪れた日は夏休みと言うこともあり、親子連れの姿が目立ちました。普段の生活の中では、あまり野菜が育っている姿を目にすることは少ないであろう小さな子どもたちが目を輝かせて棚田やハーブ園を眺めている姿はほほえましく、この中から一人でも農業に興味を持つ子が生まれたら、このプロジェクトは成功と言えるのではないかと思いました。

見学する前は野菜を「工業製品」的にとらえる感覚に抵抗がありましたが、PASONA O2には「就農」「帰農」「都会での畑観察」といった企業のエコメッセージを伝える方法としてはフラッグ的な役割を十分果たしているのではないでしょうか。

願わくはいつかエネルギー収支的に考えても、持続可能な状態になるように、自然エネルギーの導入や、グリーン電力証書の購入に取り組んで頂きたいと思います。また、現在水は全て上水を使っているとのことでしたが、雨水利用も積極的に活用することで、インプットにも配慮した都市型農業が実現してみて欲しいところです。

NPOローハスクラブ
主席研究員 國田かおる





INFO
PASONA O2
株式会社パソナ 
TEL : 03-6734-1070(問い合わせ)
東京都千代田区大手町2-1-1 大手町野村ビルB2F
オーブン11:00〜18:00(最終入場17:30)
ウェブサイト http://www.pasona.co.jp/pasona_o2





Copyright 2007 lohas club.org. All rights reserved.