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高度成長と共に過ごした世代…が、LOHASと出会い、コロラド州ボールダーに滞在、新しいストリームを感じた。
日本の文化の優れたもの、古来から伝わる知恵の数々。あらためて意識した、伝えていかなければならないもの…。
今回、NPOローハスクラブ静岡支部を設立した“LOHASコンシェルジェ”鈴木功始氏のレポートです。

NPOローハスクラブ 静岡支部

〒420-0032 静岡市葵区両替町2-3-14 SEC青葉ビル4F 
E-mail: selecteye@mail.wbs.ne.jp
静岡支部
代表 鈴木 功始
 
LOHASとの出会い

ファッションの世界に身を置き、やれトレンドの変化だ、ライフスタイルの変化だと新しいもの、話題になりそうなものを追い続け30年の歳月が過ぎた。
 
1970年代初頭におとずれたアメリカ西海岸、1ドル360円の時代に見た物、体験したものすべて新鮮で刺激的、「こんなものが欲しい」「こんな生活がしたい」「日本もいつしかこうなれば」と興奮し夢中になって写真を撮りまくり、買物をした。

あれから30年。高度経済成長の波に乗って、日本の欧米化は衣食住に限らずあらゆるジャンル、思想、生活全般にまで見事に浸透した。
 
「今のような生産と消費を続けていて本当にいいのだろうか」
「モノを作り壊し、自然を破壊していっていいのだろうか」
「利益の為に犠牲になっているものがあるんじゃないか」
だからといって何かアクションを起こすわけでもなく「昔の暮らし」や「昔に逆戻り」したいわけでもなく・・・
 
何か身の回りでできることから始めよう。

ボールダーを往く

LOHASとの出会いは、自分の中に芽生えた「気づき」が具体的な行動となって動き出した、
まさにジャストタイミングな「天の声」だった。
 
コロラド州ボールダー高度1600m、ロッキー山脈の麓、コロラド大学学園街、アウトドアスポーツ、オーガニックフード、ヘルシーレストラン、エコロジー・・・
 
この街にはネオンも風俗も似合わない。
脂ぎったギラギラした人とも出会わない。
 
人間が豊かでシンプルに暮らしていく最低で最高の条件が揃った街。ボールダーには人口より多くの仕事があるという。1日3〜5万人の人がボールダーから入り出てくという。これは、ボールダー市が住むのにお金がかかるという皮肉な側面も併せ持っている。

街でタクシーが拾えない。拾えないというよりタクシーがいないといったほうが正解。
オフシーズンのこの時期は街にタクシーが7台しかいないというのだ。
「明日から春休み。空港とボールダーをピストンするからタクシーは街中にいなくなるよ。」タクシードライバーが笑って教えてくれた。

交通局の方の説明では、住民の6万人がバスを移動手段として利用しているという。
バスの利用率を高めることで排ガスを減らすという。
極寒の中、お別れディナーの会場となるレストランへ歩いて向かった。
「明日はいなくなるよ。」の言葉を思い出しながら、これもLOHASかと。

自転車道路はすばらしかった。自転車の為にだけ作られた道の長さが全米トップを誇るという。

ボールダー市のメイン通り「パールストリート」も、車道と完全にセパレーツされた自転車専用道路が美しく、街中に自然と溶け込むように整備されていた。

ボールダー市の50%以上の人が代替医療を利用しているという。
全米の死亡率のトップが「医療ミスが原因」だと以前聞いたことがある。
「医者が絶対ではない」という観点からしたら、病気にならないことが一番の治療薬。
健康の為の必要経費として考えたら、サプリメントや少々高めのオーガニック食品等の購買率が高いのもうなずける。
スーパーマーケットをはじめ、街中の食品店や雑貨店などいたるところでサプリメントを販売していた。
日本ではほとんど見かけないkids用をはじめ、ペット用にいたるまで豊富な種類と品揃えに驚かされた。

ヨガ人口も急速に増えているらしい。
ボールダーは全米の中でも仏教が早くから根付いた街のひとつだという。
東洋志向の土壌があるからこそスピィリチュアルなことやヨガが、生活の中で自然に受け入れられたような気もする。

メディテーションルームを持つ密教系のチベットセンターが街の中心地に溶け込んでいるのもボールダーならではのような気がした。
Shamabla Center メディテーションルーム


今回の旅で一番記憶に残っているのが「Whole Foods Market」他にも「Wild Oats」「Vitamin Cottage Natural Grocers」といったオーガニックを扱うスーパーマーケットは、今後日本でも似たような業態が必ずでてくるだろうと思わせるものであった。
 
これらのスーパーマーケットは、食品からスキンケア、ビタミンサプリメント、ハーブといったヘルス&ビューティケアにいたるまで圧倒的な品揃えで、健康志向なライフスタイルを持つボールダー市民に支持を受けていた。

店内の環境、レイアウトは、広々とした店内に野菜、果物といった生鮮品とヘルス関連商品に多くの面積を割いていた。そしてどの商品も「オーガニック」を明確に打ち出している。
 
オーガニックに関してアメリカは非常に厳しい基準があるという。
厳しい基準をパスした本物を扱うことで、ニッチ市場のメインプレイヤーとしての地位を築いた誇りがどのスタッフの顔からも伺えた。


Wild Oats 店内で

研修で訪れた「Haystack Farm」のヤギのチーズも、「Pamea Organic」のオーガニックソープもそしてIZZE社のナチュラルソーダも、ボールダー発の商品として「Whole Foods Market」が扱うことで一気にナショナルブランドになる可能性があるのだろうと思った。
 
青春時代に追い求めたアメリカ。コカコーラにハイネケン、マルボロにキャデラック。
30年前にLOHASという思想があったとしても誰も相手にしなかったはずだ。

日本文化の良さ、知恵に学ぼう

成長から生まれたひずみや反省が人に「気づき」を与えた。
そして、それは都会を離れ、自然との距離を感じれる環境で暮らしたい、体にいいものを食べたい、という人間本来の自然の本能のような気もする。
 
ラッキーなことに日本には昔からの文化や習慣がまだ残っている。
おじいちゃんやおばあちゃんの教えも心の中に存在している。
昔に戻りたいとは誰も思っていない。
 
現代的な生活を認めつつ、それぞれの暮らす環境の中で目指せるLOHASはあるはず。
LOHASを学んで、ほんの少しだけ地球のことや自然のこと、平和のことを考えられるようになった。
 
今回の旅は、マーケットに身を置く立場としてこれから何をしていくべきか、そして自分のライフスタイルを確固たるものとするいい機会だったと思います。
 
日本っていいな、そして自分の住む街静岡だって捨てたもんじゃないなって。
LOHASと出会ってから気がついたこと、多くの人にも伝えていきたいなと思いました。




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