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ボールダーは、LOHAS発祥の地ともLOHASのシリコンバレーともいわれ、
多くのLOHAS企業がそだっていることで知られています。

ボールダー支局からは、コロラド在住24年、ロッキーの自然を撮り続け、
LOHASなライフスタイルを実践している支局長小池清通がレポートします。

2007年3〜4月、東京・名古屋のフジフィルム・フォトサロンで個展を開催。

ボールダー支局  
ビタミン・カテッジ「VITAMIN COTTAGE」

ビタミン(英語読み:バイタミン)・カテッジは、1955年にマーガレットとフィリップ・アイズリー(Margaret and Philip Isely)が200ドルを母親から借りて、コロラド州ゴールデン市(首都デンバーの西北部にある街、ボールダーとはその南西にある位置関係)でスタートした家庭訪問型ビジネスが起源となっている。

当初、彼らは全穀物パンや栄養教育書籍などを売っていたが、人々が栄養に関する教養を深めるに従って栄養剤や食材の注文を入れてくることを知り、あまりの好評に勢いを与えられ6年後に小売店舗を開き、1963年にコロラド州レイクウッド市(デンバー西部)にあった田舎のカテッジ風の店舗を購入した。当時は主にビタミン剤を売っていたので店の名前を「ビタミン・カテッジ」としてスタートした。

この家族運営のビジネスは1997年マーガレットの死後、彼女の子どもと孫によって運営され、現在ではコロラド州とニューメキシコ州(コロラド南の隣接州)で26店舗にまで成長しまし開業以来50周年を越しコロラド州で最も古い個人所有の自然食ストアーとして知られている。

ビタミン・カテッジには、訪れる買い物客に暖かく挨拶する店員の笑顔がある。自然・有機野菜、食材や食品、グルテンフリー食品、冷凍・冷蔵ナチュラル食品、適当な量で袋売りしている穀物や食用種子類、契約店から入れているサンドイッチ、エグゾチックドリンク、ハーブ、有機ペットフード、そして開業以来扱っているサプリメントの数々が並ぶ。

同業者として同様に成長する会社がある。テキサス州オースティンを本拠地として1980年に小さな店から始められたホール・フーズ・マーケットは、上場も果し現在では最大のナチュラル・オーガニック商品ストアーとなっている。そして、1987年に創設されたワイルド・オーツ・マーケット。ホール・フーズは現在北アメリカとイギリスで183店舗を構え、ワイルド・オーツはアメリカとカナダで111店舗を構えている。
Post紙 / Glenn Asakawa氏撮影
ビタミン・カテッジのボールダー店は、ホール・フーズ・マーケットと同じショッピングセンター敷地内にあり肩を並べるようにして営業している。両店舗とも約6年前の同時期に開店し、両店舗共にトップの売り上げを上げている。「同業者が近くに入ると営業に響くのではという話がありますが、実際にはその反対でとてもポジティブな反響があるのです。」とホール・フーズ社の一人は言う。「買い物に来るお客さんの交通量が興味と共に増えるのです。それに競合があると皆一生懸命に働きますから、消費者にはとてもいい特典となります。」

来る8月にビタミン・カテッジは、ボールダー市内 2375 15th Street のシェイクスピア・パブのあったスペースに新店舗を開く予定である。そのプラット・リバー・バレー ショッピングセンターには食材店が一店舗もない。新しいフルサイズ店舗には、オーガニック野菜、冷凍食品、デリー、ビタミン、ハーブ、ヘルス・ビューティーエイド、書籍などが並ぶ。アイズリー社長は、まだ健康食品ストアーの存在が弱いコロラド州スティームボート・スプリングス(州北西部のスキーリゾート)やデュランゴ(州南西部)、そしてテキサス州、ユタ州などにも目をつけている。これらの決断は経営委員会で、兼任社長のケンパー・アイズリー、彼の弟ゼファー、姉の運営副社長リズ・アイズリー、副社長兼秘書ヘザー・アイズリーたちによって決められる。

ビタミン・カテッジ社のポリシー:同社は、ホール・フーズやワイルド・オーツ社の同業者であって競合ではないということ。質を上げる努力は惜しまないが、競争をするつもりはないこと。新鮮肉部門はないが、新鮮な冷凍バッファロー、羊、ダチョウまたはエルク大鹿の肉に興味があれば扱っている店舗がある。そして、純粋な有機食品を少しでも多く届けることができるように努力している。同社基準に満たない商品は扱わないし、万一混入成分にナチュラルでないものがあれば即座に取り扱いを止め、それが何故かを告知するようにしている。このような取扱商品と消費者に対する対応が、市場で認められているのである。

2005年は、コロラド州農務省からその年の最優秀店としてのお墨付きを頂く。賞受賞にあたり注目賞賛されたのはレイクウッドにあるビタミン・カテッジ・バルク(重量で仕入れる)倉庫における州内全域に渡り発送されるパッケージングの優秀性である。製品は測量され重さで売られる。同社管理責任者は、商品の質だけでなく内容物とラベルに間違いがないかを確認する精度が高い。同社社員は、他の食品取り扱い店のモデルとして見られているほどである。

ファミリーバリュー:同社スタッフが口をそろえて言うことは、会社が家庭的で従業員のことをお客さんに対するそれと同様に重視していることである。これは、創設者のマーガレットのことを言っており、彼女のポリシーが継続的に守られているのである。医療保険の負担が大きいアメリカ社会において、無料の健康保険と歯科治療保険を供給してくれる創設者の考えに感謝する従業員の声が多い。そして、常に時間を見つけては開かれる教育プログラムやセミナーを通してスタッフの健康、滋養などの知識を満たし、それが消費者に還元され売り上げを伸ばしていく。

マーガレットとフィリップ・アイズリーがビタミン・カテッジを創設しているが、実際の運営と経営はマーガレットの力による。彼女の写真はどの店舗にもかけられている。1997年死去。夫フィリップは90歳でデンバーに住み、エネルギーがある限り旅行に出ている。彼らは1950年代にコロラドに移りルックアウト・マウンテン(デンバー西のゴールデン市西部にある山)の上に家を建てた。

マーガレットは健康的な問題を幾つかかかえておりビタミンB12を注射していたという。自然食品関係に興味を持ちその関係者との情報交換を活発にして知識を深め、ビタミン類の訪問販売を始めたのである。彼女の営業は大成功を収め、カテッジ風の家を買って店を開くほどにまでなる。この店は現在でも当時の看板を掲げてWest 14th Avenue and Estes Street にある。最初の店は「ビルダーズ・ファンデーション」と呼ばれた。

その由来はマーガレットの信条によるもので、「健康は良い栄養の基礎の上に築かれるもの」であるというところから来ている。その一年後に現在の名前に変えられた。アイズリー家の6人の子どもたちは、破傷風予防接種の悪反応によって15で急死したロビンを除いて、皆健康に成長した。ビジネスを継承した息子や娘たちに加えて、3歳から30歳の16人の孫たちがいる。その中の2人の孫、デイブ・アイズリーと彼の妹のチャリティーも経営に関与している。デイブと彼の妻キャロルは近年4世代目のファミリーを持った。生後7ヶ月のクリスチャン(名前)である。




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