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  農業はどこへいくのか?
 
 
「アグリビジネス創出フェアー」をみて
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今、国民的関心を集めている農業。その農業のシーズを各研究機関が持ち寄り、産学官連携により展示し交流を図ろうという農林水産省主催の展示会が、2009年11月25日から3日間、幕張メッセで開催された。出展の多くは、国公立の大学、都道府県の農業機関、公益法人、独法、の最新の研究成果が展示されていた。

また「アグロ・イノベーション2009」(農業生産・園芸生産に関する資機材メーカー、流通の展示会)が同時開催され、農業関連の企業が注目の最新技術や商品を展示して来訪者も多く農業人気を感じさせる賑わいを見せていた。

“アグリビジネス創出フェアー”では、「生産技術」「食品技術」「環境技術」「ゲノム研究」「コンサルティング」のゾーンが設けられ、他にも多くの講演やセミナーなど多彩なプログラムが用意され、農水省の意気込みが感じられるものだった。
  カタログ

2 やはり展示で目についたのはLEDの商品化が進んだことから「野菜工場」的な閉鎖型の空間でLEDで葉菜類を生産するシステムが人気を集めていた。

天候に左右されない作物の生産、暑さ寒さに影響を受けない作業環境、泥まみれの農業との決別、衛生的な農産物、など企業化に有利な要素がある。養液栽培と土壌栽培の両方があるようだが、露地農業が土作りから研究努力しているのに比べて野菜が短期間に育てばいいと言う発想は安易すぎないのだろうか?

科学的なデータに基づく化成肥料や養液を中心としたケミカル系の必要な栄養分を吸収して育った人工光野菜は安全なのだろうか?
必要な栄養素を含んだ野菜なのだろうか?
硝酸など多すぎる野菜ではないのだろうか?など気がかりは多い。
人工光型・多段式水耕栽培  

しかし野菜工場は産業としての裾野も広く、温度・湿度管理・衛生管理等の制御技術、容器開発や搬送技術、効率的な光合成を促すLED照明など期待されているのだろう。
 
 
既にキノコ産業はこの方式で成功を収めているし、人工光野菜ならでは新しい品種や見たこともない野菜が出現する可能性もあるだろう。
「有機野菜サラダとLED野菜サラダどちらにしますか?」等と尋ねられるレストランが出現するかも知れない。

不安定な原油価格を反映し、今までイチゴやトマト、花きなどのハウス栽培のための石油に代わる安価なエネルギー源として木質ペレットや乾燥糞を燃やす式のもの、熱交換のヒートポンプ式のものなど従来の油燃焼式に取って代わる新システムの展示も多かった。
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  水がゆるやかに流れる、水耕プラント
どれもCO2の排出が少ないことを打ち出していたが、政府の温室効果ガスの25%削減は今まで免責状態だった農業分野にまで及んでくるのだろうか?

農業は環境保全の典型のように言われているが、堆肥処理から出るメタン系のもの、肥料が汚染する水質、重機や保温からの排出ガスなどがあり、最大の公害産業という学者もいるくらいなのだ。

牛から出るゲップも馬鹿にならないらしい。どうにもできないが・・・・数字の「みえる化」が必要のようだ。
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  人工の光エネルギー効果による農業
ビニールハウスにしろ、熱源に、野菜コンテナにしろ強さと安さが求められる農業資材はプラスティックなしでは成り立たない。今更ながら農業も石油なしでは、もはや成り立たないのだな〜

6   民主党がプラスティック原料となるナフサの特別免税を取りやめたいと言っているようだが、ナフサに課税すると農業資材が上がり農産物が高くなり生活を直撃するという「風が吹けば桶屋が儲かる」の図式も考えられる。

また特別大きく美味しい苺や1個1kg 以上もある大きな梨などが試食をさせながらPRしていた。どちらもとても美味しいものだったが石油のかたまりなのかも知れないな〜
大きいものは1kgを超える梨『にっこり』  

 
 
生きた土・・・こだわり野菜
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農業用地の土壌の劣化が問題になっている。化成肥料に頼ってきた土壌の劣化、酸性雨による土地の酸性化、虫や昆虫を排除した農業を進めた結果、虫の持つ成分が土壌に還元されないための障害など様々な原因があるようだ。
この土壌改良分野の研究や商品開発も進んでいて出展も多かったようだ。

何しろ土中の微生物の問題であり視認が難しく、微生物の相互の働きが効果的等という話を聞くと微生物は存在そのものは理解出来るがその先はさっぱりわかんない。研究頑張って下さ〜い。

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     ベランダが菜園になる

 
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その他イオンやイトーヨーカドーなどの流通も参加していた。前を通る参観者にミカンを配りPRしていた。最近大手流通も野菜栽培に直接乗りだし農業に取り組んでいる。食品の残渣を肥料にとか環境に配慮した運営を目指していますとか消費者目線での展示が共感を呼んだようだ。大掛かりな展示で多くの集客をしていた。

幕張メッセということもあり「アグロ・イノベーション2009」が3日間を通し2万9000人の入場者との発表があるので双方合わせて4万人程度の入場者があった模様。産学官の連携による農業イベントであったが、肝心の農業事業者の参加が少なく感じられ上滑りをしたのではないかという印象はぬぐえなかった。

山口こういち

 
 
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