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 ハエのチカラで、地球を救おう!
 
 
2009年7月18日~8月31日、日本科学未来館で
「地球と宇宙の環境科学展〜消えた生き物の謎と秘密〜」が開催。

今、地球環境の急激な変化によって、さまざまな生き物が絶滅の危機に直面しています。地球の歴史を振り返りながら、最先端の科学技術を紹介し、地球の未来を考える。「生き物と環境問題を考える」イベン トです。

絶滅生物や絶滅危惧種の大型の「生き物ロボット」などの展示もあり、夏休みの子供たちでにぎわっていました。
 
未来館
展示スペース  
会場は、
A:地球環境の歴史
B:生物の誕生とその淘汰・絶滅
C:地球環境が抱える問題と改善へのアプローチ
D:環境改善技術と製品・サービス最前線
E:宇宙の中の地球の未来、
 の企画ゾーンで構成されています。

Eゾーンでは、未来の地球では、 新技術によって環境問題をどのように解決しているのか?

そこに展示されていたハエを見入る子どもたち。
都会に住む子どもの8割が、ハエを見たことがないというのは驚きでした。

この特殊なハエを使って家畜のふん尿から飼料と肥料を作るリサイクルシステムのズーコンポストは、もとはロシアで宇宙飛行士の排泄物を食料への転換という発想から研究開発された技術です。
 
ハエかご
 
 
ハエの幼虫が家畜ふん尿をわずか1週間で処理する「ズーコンポスト」
バー
 
 
家畜排泄物が地下水や河川の汚染、悪臭、 病害虫の発生などを引き起こし、環境問題となっています。そんな中、この
ズーコンポスト事業「昆虫(イエバエ幼虫)を由来とした飼料の商品開発および生産販売」は、2009年6月「農商工等連携
事業計画」に認定されたのです。

従来のコンポストは、微生物が有機物を分解して肥料にしていましたが、ズーコンポストは、イエバエを使ってわずか1週間で家畜のふん尿を再資源化するシステムです。

微生物による発酵処理は、CO2の発生量が多いのに比べ、ハエの消化酵素による処理はCO2発生量が少なく、しかも抗菌性にすぐれているので良質な有機肥料になるのです。そして肥料と同時に飼料(幼虫)もできるのです。

そのシステムは、
 
豚舎
家畜のふん尿を専用のトレイに敷き込み、イエバエの卵を振りかけ、ハエが最も活動しやすい室温25度に保ちます。
6日目には卵が幼虫になり、自然に這い出てきます。
1
2
3
トレイに豚ふんを敷き込みイエバエ卵を接種 6日目にはイエバエの幼虫が出てきてピット内へ
幼虫は自然にピット内へ落下し収集される

 
 
ハエのチカラはすごい!
バー
 
 
私たちにとって害虫と思われているハエは、実は人間社会に多大なる貢献をする可能性があり、ハエを利用して、私たちが抱える問題を克服しようという研究が盛んに行われています。ハエは、いろいろな動物の死体や糞を分解する世の中になくてはならない昆虫なのです。

また、食の安全・安心が叫ばれていますが、イエバエの持つ抗菌物質(キチン・キトサン)を畜産や魚の養殖、農業分野に活用し、食の安全に寄与するということです。

家畜の飼料には、感染症などの病気を防ぐために抗生物質が混ぜられていることが多いのです。抗生物質を使いすぎると、抗生物質が効かない耐性菌が出来る可能性があり、抗生物質に代わる薬の第一候補として抗菌ペプチドが注目されています。

イエバエの幼虫は高タンパクでアミノ酸の種類も多く、幼虫を乾燥し飼料にすれば、抗菌物質のいらない抗菌ペプチドの飼料ができるという。
イエバエ幼虫の効用は単にふん尿処理のスピードアップだけでなく、従来の方法に比べ、悪臭や二酸化炭素、その20倍もの温室効果があるというメタンなどの発生が著しく減少し、環境にやさしい養豚が可能になるという。
まさに「ハエのチカラで、地球を救おう!」というものです。


 
ハエ飼育室
 
イエバエ飼育および採卵室
 
鶏の飼料
 
イエバエ幼虫は抗菌ペプチドの飼料に

 ※ 関連記事:持続可能な農業への挑戦

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