LOHAS EYES/ロハス・アイズ


脱!化石燃料対策は大丈夫?

また。乗り遅れないだろうか?温室効果ガスの削減の切り札として、エタノールとバイオディーゼルへの流れがアメリカ、EUを始め、世界的な潮流となってきている。
エタノールとバイオディーゼル共に植物由来で、CO2の排出がゼロ計算になることが、京都議定書の遵守の大いに役立つが、日本ではハイブリット車を生み、省燃費車の技術は進んでいたこともあり、バイオ燃料の勃興に乗り遅れそうだ。

米クリーン・エッジ社が出した報告書によると、バイオ燃料市場は2005年に15%成長しており、今後10年間で3倍以上に拡大する見込みだという。





エタノールとバイオディーゼルを合わせたバイオ燃料の昨年の市場規模は157億ドル(1.8兆円)で、米国とブラジルが2大生産国だという。
流通の課題を抱えているにもかかわらず、バイオ燃料の市場は2015年には525億ドル(6.3兆円)に達すると、予想されている。
日本では現在30Kリットルと見本程度だ。

政府も「国産バイオ燃料をガソリン消費量の1割にふやすように」農水省に指示したが「二桁違うのではないか」と驚かれている。1割といえば600万キロリットルという膨大な数字だからだ。(アエラ2.19号より)


しかし、自動車産業はアメリカはもとよりEUにしても、基幹産業であり、国民のアイディンティティーでもあることだ。日本のハイブリット車が燃費が良いからと行って、独走を許す筈はないのでである。このところの日本車の輸入急増で悲鳴を上げたビッグスリーは救世主として、FFV車(エタノール対応車)に活路を見いだし、アメリカ政府が後押しし、豊富なトウモロコシでエタノールを増産しハイブリット車に対抗する「環境対応車」としての戦略もありそうだ。

FFV車には価格面でも、CO2排出量でも、ハイブリット車は到底かなわない。エタノールの主流「E85」(エタノールを85%含有する燃料)は、85%CO2が少ない計算で済むからだ。エンジンもハイブリットより格段安いので、FFVが有利だ。
事実、ブラジルでは新車の8割はFFVであり、ホンダはブラジルでFFVの生産を拡大しているという。
EU でもVW,ベンツを始め、バイオディーゼル車とハイブリット車は激しいレースを展開している。

「乗用車の1kmの走行時のCO2排出量を140gにする」という自主規制もある。
また3リッターカーと言って、100kmを3リッターで走る目安も一般的だ。

折角のハイブリット車も技術競争とは別の問題つまり自動車の覇権争いで行き場を失ってしまうのではないだろうか。加えてアメリカでハイブリット車の燃費がEPA(米環境省)の評価20キロ/マイルを大きく下回り11キロ〜15キロ/マイルと報告されたことだ。ここへ来て、チョット意図的なモノを感じるが、これには面白い反論もある。アメリカ人の肥満が原因というのだ。搭乗者の体重が1ポンド増えると全米で年間10億ガロン燃費が増えると言う計算もあるからだ。全米で2億3000万台の自動車が走っている事を考えると納得してしまう。

最近の急激なバイオ燃料ブームは食糧との原料の奪い合いを招いている。
食糧の多くを輸入に頼る日本でエタノールを作るのは、トウモロコシ原料でなく、稲のわらや豊富な植物資源をバイオ燃料の原料にして行く技術が必要だが、実用化の目処はつきつつある。
一部の学者は、「日本ほど植物資源が豊富な国はない」という。

日本がバイオ燃料の大国になる日は来るのだろうか?
ハイブリット車VSバイオ燃料車の構図でなく、ハイブリットエタノール車と云うような究極の環境対応車が出現するのだろうか?






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