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原油価格高騰がもたらすパラダイムシフト

原油価格が高騰している。不安定な中東情勢、中国の需要の急拡大、中南米の原油戦略政策などがあり、インド、南米諸国の需要も拡大していることから、原油価格は今後、上昇こそすれ安くなることはないだろう。




これまで地球温暖化、CO2の排出削減、などの大義で「持続可能なライフスタイルに見直そう」と訴えてきた。しかし原油価格の高騰はライフスタイルの見直しやパラダイムシフトに思わぬ援軍となってきているのではないか。

自動車は省エネ車やハイブリット車にシフトしているらしいし、その証拠に軽自動車はよく売れているようだ。

遠洋漁業も資源の減少と燃料が高くなりすぎ採算が取れなくなってきている。
日本人が大好きなマグロもだんだん庶民の口に入らなくなるだろう。

これから冬のトマトやイチゴなど季節外れの生産は燃料の高騰で抑制されてくるだろう。

燃料高から運賃が高騰し、遠くから運ばれてくる花卉類や農産物も影響を受けるだろう。

否応なく地産地消が推進されるかもしれない。

個人の生活でも自動車に頼らず、公共交通機関や自転車に乗る人も増えてくるだろう。電力価格も高騰するので消エネ生活が一層促進される。モノが高くなってくるので無駄なものや過剰な包装も売れなくなってくる。大量生産、大量消費は安すぎる原油価格の上に成り立っていたのだ。

この機会に日本は思い切ったパラダイムシフトを推進すべきだろう。
脱石油文明を目指し、知恵とアイデアで出来ることから自然エネルギーへシフトしていくこと、太陽の光と熱を生活の中に取り入れていくこと、太陽光発電より太陽熱温水器による暖房や給湯を進めていく等、少しの知恵と費用、労力でできそうだ。

緑化対策を進め涼しげな街づくり、地域のバイオマス事業なども原油の高騰から採算が取れるようになってくるだろう。電力業界はもう少し、せめてドイツ並みに総電力量の10%程度まで風力発電による電力を導入すべきだろう。個人の自然エネルギーの活用に政府は思い切ったプレミアムを付け援助していくべきだ。

近代的なビルも省電力化や太陽光や太陽エネルギーの活用、水の再利用など建築時、設備にお金が掛かるものの10年足らずで元が取れるようになってきたと「NEWSWEEK」は伝えている。
環境に配慮したグリーンビルとしてテナントも集まりやすく、テナントも企業のイメージアップに繋がり、結果として家賃単価も高く貸せることになり「環境と経済」は、従来相容れないモノという常識を覆している。

20世紀は安すぎる原油によって世界は飛躍的な発展をしてきたが、21世紀は高すぎる原油によって賢い発展をしていく世紀にしたい。

山口弘一





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